クロリス
「・・・・・・・・・」
サン
「? クロリスちゃん? ど、どうしたの? そんな難しい顔しちゃって」
クロリス
「・・・んと、これ・・・なんだけど」
サン
「ああ、備品の計算かな? 頼まれたの?」
クロリス
「・・・うん、たくさんあるから手伝ってって言われたの。でも・・・あたし計算出来ない」
サン
「あー・・・こんなにたくさんあるしねぇ。オレも暇だし手伝うよ」
クロリス
「・・・いいの?」
サン
「いいよ、オレもこういう計算は得意じゃないけど二人でやれば何とかなるし」
クロリス
「・・・うん、ありがとう」
――またとある日
キャス
「・・・あーもう面倒くせぇ! なんでオレ様がこんな宿題みてーな事しなきゃなんねーんだよ!」
プラード
「・・・随分荒れているな」
クロリス
「? 荒れてる?」
プラード
「・・・あぁ、それは・・・」
リコ
「うーん・・・コンテストのケーキどうしよう・・・うーん」
プラード
「リコも似た状況のようだが」
クロリス
「・・・二人とも、どうしたの?」
プラード
「詳しい事は分からんが・・・早急に為す事があるらしい。が、上手く進んでいないようだな」
キャス
「チビ、うーんうーんうるせぇよ! そんなん実物見ながら中身決めりゃいいだろ」
リコ
「あんただってうるさいわよ! 大体あんた愚痴ってるだけじゃないの、黙々とやってなさいよ!」
キャス
「一人じゃどうにもならねーから面倒くせぇって言ってんだろうが!」
リコ
「だったら手伝ってくれる人探しに行きなさいよー!」
クロリス
「・・・大変そう」
プラード
「・・・そうだな、どちらも専門外だからおれも手伝える事はなさそうだ」
クロリス
「・・・あたしも、なさそう。・・・あ、一つ聞いてもいい?」
プラード
「おれにか?」
クロリス
「うん・・・、"そうきゅうになす"ってどういう意味?」
プラード
「・・・あぁ、それはな。急いでやらなければならない事がある、という意味だ。分かったか?」
クロリス
「・・・うん、分かった。ありがとうプラード」
弱点⇒勉強が出来ない
END
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