ヴィックス
「初めてゾルディが戦う所を見ました…」
アーク
「そうだったよね。…怖かった?」
ヴィックス
「…いえ怖いと言うよりも…本当に竜だったんだなって…」

ゾルディ
「ギャウ!?」

アーク
「あーそっか、ヴィックスは小さいゾルディに慣れているからびっくりしちゃったんだね」
ヴィックス
「はい。ああ見ると成竜そのものですね…実際ゾルディは子竜なんでしょうか?」
アーク
「多分…としか言えないなぁ。そもそも竜の年齢なんて見た目じゃ分からないしねぇ。この子を見つけた時、親の死体の側にいたから子竜なんじゃないかって思われてるけど。…もしかしたら自責の念に駆られていたのかもしれないね」

ヴィックス
「…。それは…自分の力で…?」
アーク
「そうなんだ、親竜もゾルディの炎には耐えられなかったみたいでね」

ゾルディ
「……」

ヴィックス
「…ゾルディ、ごめん。嫌な事を思い出させて…」
ゾルディ
「…ギャウ」



END