ヴィックス
「えーと…ゾルディの火の力を、彼が制御出来ない代わりにアークさんがコントロールしているんですよね?」
アーク
「そうなるねぇ」
ヴィックス
「けれどゾルディの外見を見るとブレスも吐けそうには見えないんですが、小さいですし。ブレスに身体が押し負けてしまいそうな印象があります」
アーク
「あぁ、今は火の力の供給を0に等しい最低限にしてあるからすごく小さな姿になってるんだよ」
ヴィックス
「もしかして…火の強さによって大きさが変わるんですか…?」
アーク
「うん、ちなみに君を助けた時に炎を吐いた時は成竜程の大きさだったんだよ」
ヴィックス
「なんというか、竜とは少し違う印象を受けますね。竜の姿をした精霊…に近いような」
アーク
「ヴィックスのその表現はとても近いと思うよ。ゾルディ自体はほぼ精霊化しているようなものだから、そう思われても仕方ないと思う」
ヴィックス
「元々は肉体を持っているから実体化も出来る…こうして触ってみて思いますけど、変な感覚です。気を許してくれていると分かっていますから悪い気はしませんけどね」



END