水妖編 リコ 「よ〜し、ではいってくるねー!」 プラード 「・・・気をつけて」 ラグナス 「私も少し出てきますね」 クロリス 「いってらっしゃい、おじさん」 サン 「おはよ〜っす、あれ? リコさんとラグナスさんは?」 プラード 「・・・リコはあの店へ行ったぞ」 サン 「ああ、クィークブランシェだっけ? お菓子のお店だよな」 プラード 「・・・ああ」 クロリス 「おじさんは教会へお菓子を持って行くって」 サン 「そうなんだ、キャスさんは?」 クロリス 「知らない」 プラード 「・・・まだ寝てるんじゃないか?」 サン 「そっか、てっきりラグナスさんと一緒に行ったのかと思ったよ。じゃあラグナスさんはまだしも、リコさんは帰りが遅いのかな?」 プラード 「・・・多分な。店が終わるまではいると思う、忙しくて手伝って欲しいと言われたそうだからな」 サン 「そっか、まぁそうだよな。店に出せるくらいにお菓子作れる人って早々いないだろうし」 クロリス 「今日はチョコがいっぱい出るって言ってた。バレンタイン・・・?」 サン 「ふぅん、オレも知らないなぁ。貴族とかの風習かな?」 クロリス 「わかんない」 プラード 「・・・よくは分からんが」 この三人ではバレンタインについてうとすぎるようです。 ――閑話休題―― キャス 「は? チョコレート?」 サン 「そうですそうです、リコさんが今あのお店で手伝いをしに行ってるって話になってて」 キャス 「あぁ・・・あのキチガイ店長か・・・」 クロリス 「キャスバルドよりはまっとうだと思う(きっぱり」 キャス 「んだと、このクソガキめ」 サン 「少々個性の強すぎる人ですけど・・・リコさん曰く親切な人らしいですから」 キャス 「まぁ、いいけど。別にチョコじゃなくてもいいんじゃねぇの?」 サン 「えっ」 プラード・クロリス 「・・・」 キャス 「オレ様はおっさんの所の教会で見てた事があるせいかもわかんねーけど、元々皆を愛す日だとか何とか」 クロリス 「キャスバルドが言うと嘘くさい」 キャス 「るせぇな。それがいつの間にか解釈が曲がり始めたらしいがなー、きっかけは食の街だとかどうとか」 サン 「へぇー、キャスさんほんとに色々知ってますよね」 クロリス 「・・・雑学王(ボソッ」 キャス 「仕方ねぇだろ、意外に物知らない奴が多いんだよ」 プラード 「・・・すまん」 サン 「オレもスラム寄りの知識しかないしなぁ」 クロリス 「知識なにそれおいしいの」 キャス 「ガキ叩くぞ」 サン 「ラグナスさんも色々知ってるじゃないですか、リコさんもですけど」 キャス 「おっさんもやや天然ボケ入ってるからなー、どちらにしても専門知識要員だな。チビに関しては好奇心の強い妖精だしこれから自然に知識ついてくるだろ」 話がズレたようです。 サン 「にしてもリューンでもそういうイベント?みたいな噂来るんですね」 キャス 「大きな街だからこそだろ、流行ってヤツだな。これが一時的なものかどうかはまた別問題だがなー」 クロリス 「・・・そもそも流行ってるの?」 キャス 「てめーはもっと周り見ておけ。意外に浸透しているらしいな」 サン 「確か・・・女の子からチョコを渡すんでしたっけ?」 クロリス 「誰に?」 キャス 「好きな相手に、もしくはお世話になっている好意的な相手でもいいらしい」 クロリス 「じゃあ、あたしがリコにあげてもいいの?」 キャス 「いいんじゃねぇの? チョコレートって高いらしいがな」 プラード 「・・・何だか良い日だな」 サン 「そうだよなー。あ、ならオレ達も見てみる? どっちにしても今日は依頼も出来ないし」 キャス 「オレ様はパス。ちょっと野暮用があるんでな」 サン 「それは残念っすね」 クロリス 「あたし早く選びたい」 END |