嘘大袈裟紛らわしい


リコ
「ねぇ、私疑問があるの」
サン
「疑問っすか?」
リコ
「そうそう。・・・キャス、あんたさ〜確か初めの挨拶した時、肉体労働はしないとか言ってなかった?」
ラグナス
「・・そんな事言っていたような・・・」
プラード
「・・・気がする」
クロリス
「・・・言ってたっけ?」

キャス
「しないとは言ってねぇよ、期待すんなと言っただけ。で、それがなんだよ」

リコ
「なのに何であんた杖で殴ってるわけ?」
ラグナス
「しかもなかなかの威力でしたよね」
サン
「相手ぐったりしてましたからね」
キャス
「そりゃ何発も魔法ぶちかましてられねぇだろ? 魔力が無尽蔵にある訳じゃねぇんだし」
リコ
「戦闘中サボってたらフォークで刺してやろうかと思ってたから拍子抜けしちゃったわ」
サン
「今までが意外にキツイ戦闘のある依頼が多かったですからね、キャスさんだってやるべき時にはやってくれるんですよ」
リコ
「へー。・・・・・・ってちょっと待った、それはつまり大した事ない戦闘ならサボるって事?」
プラード
「・・・恐らく」
キャス
「体力温存、体力温存」
リコ
「なら殴りなさいよ(きっぱり)」
クロリス
「・・・キャスバルド最低」
キャス
「てめぇらな、仕方ねぇだろ。体力ないのはマジなんだから」



END