龍の団欒を考える


アポクリファ
「アリシャもさ、親がアポカリプスだから仕方ないけどちょっと喋り方が固すぎない?」
アリシャ
「そう・・だろうか? 白龍殿」
アポクリファ
「そうだよー! ボクの事もさ、人間でいう所の親戚?みたいなもんなんだからもっと親しみを込めて呼んで欲しいなー」
アポカリプス
「おい、無茶な事を言うものではないぞ」
アリシャ
「確かに我が父の事も人の世界に合わせて呼んでいるが・・白龍殿もそうした方が良いのだろうか?」
アポクリファ
「うんうん、アリシャとボクの関係を人の世界ではどう呼ぶんだろうね?」
アリシャ
「確か――"伯母上"であったかと」

アポクリファ
「・・・・・!!?」

アポカリプス
「・・・? 今度は何だ」
アポクリファ
「お・・おばうえって、・・あれでしょ? おばさんって意味でしょ!?」
アリシャ
「同じ・・類だろうか?(汗)」
アポクリファ
「ボクこんなに若いのに!? 子供だよ!? 年寄りみたいじゃない!」
アポカリプス
「それは外見だけの話だろう・・」
アポクリファ
「――ふんッ!!(殴っ)」
アポカリプス
「・・(受け止め)・・何をする。ならば大人の姿に変わればいいだけの話だ」

アポクリファ
「やだよー、だって子供の姿の方が動きやすいもの!」
アリシャ
「では・・どうなさるのか、呼び方は戻すべきか?」
アポカリプス
「こやつは我と兄弟のようなものだ。家族に等しいだろう、伯母上と呼んでやればいい」
アポクリファ
「ちょ、そりゃキミの言い分から見れば家族だけどもぉ」
アリシャ
「では伯母上・・で宜しいか?」
アポクリファ
「うぅ・・アリシャならいいよ、でもアリシャだけだからね!」
アリシャ
「有難う、伯母上」



END